母のこと。

少し前のことですが。

引っ越しの時に改めて気づいた事があって

私の母はうまいな、ということ。





引っ越し当日、

●今日退去しないといけないなのに

 片付けていないもので足の踏み場もない

●彼さんは仕事等で自分の片付けをほぼしていない

●自分は仕事&夜中は片付けで睡眠不足&無言

というピンチに陥っていたのだけれど

(来た時の両親の唖然とした顔…忘れません…)





お互いの父母が駆けつけてくれて

お昼ご飯も手作りで作ってもってきてくれて

新居にも荷物をどんどん運んでくれる

お掃除も一人で全然進まなかったのに

二人の母が手伝ってどんどんピカピカに



という本当に神業な作業をしてくれたので

作業はぎりぎり夜9時に終了。

本当に有り難くて有り難くて

こころの底から感動したのでした。





そんなまさに修羅場の最中で、

ぐっちゃぐちゃの家の中で、

次にあれやってあれやってあれやって…

と必死に考えを組み立てているときに



母が「もうご飯にしましょう!

食べるのも仕事のうちって、

わたしの母も言ってたのよ!」

と言い放って無理矢理ご飯を広げはじめ。



正直もうちょっと片付けた方が食べやすいし

無理じゃあ…と思ったけれど

とりあえず最低限で

広げて座って一回落ち着いてみると

疲れがどどどっと出てきて

ああ案外疲れていたんだな、と分かったのです。





その後も掃除用具が足りなくて買いに行こうとしたら

母に「ついでにおやつにしよう。リポDとアイス買ってきて」

と言われて、買って帰ったらまた「休憩しよう!」

丁度、新居から戻って、運送屋と化して

ヘトヘトの二人の父も彼さんも

リポDとアイスで元気を取り戻していて。

もちろん私もリポDライトとアイスで再度復活。





最後に新居に荷物を運んでみんな新居で集合、

夜ごはんはお昼の残りね、となった時にも

母に「あなたはスーパーに寄って、みんなの分も

新鮮なお刺身の盛り合せとサラダでも買ってきて」と言われ、

ゴミ袋を買うついでに買って遅れて到着したら

ダンボールばかりの部屋の、

お昼の残りのピクニックのようなご飯だったけれど、

少し新鮮なものがあるだけで全然違って、

最後に良い雰囲気で終われたのでした。





自分がピンチだっただけに

母の機転や気分転換のうまさがものすごく感じて。

私もそんな風に場を支える事ができるように

なれたら、と思った、一日でした。