20140822。

今夜、22時45分、
実家の愛犬が亡くなった。


私の成人した頃、
父と母だけになった実家に
わが家の末っ子に
やってきてくれた子だった。

おだやかでおとなしい子だった。

息子みたいに孫みたいに
可愛がってたし、
私が帰省するたびに
匂いをふんふんかいで
飛び付いて来てくれた。
私は弟ができたみたいで、
嬉しかった。

なでるととくとく
心臓の音がして、
温かくて、
食べ物を何でも欲しがって
甘えてきた。


先週、お盆に帰省した。
去年産まれた私の娘が
愛犬にきゃあきゃあ言いながら
すりよった。

迷惑そうにしながらも
元気を出して、
ちょっとかまってくれたり、
パワーにおされたのか
瀕死だったのに
歩いてテーブルまできてくれた。


最後にみんなで会えて
うれしかったよ。


たくさんの楽しい思い出を
私の実家にくれて、
どうもありがとう。
本当にありがとう。
孝太郎。
どうか安らかに。
これからも父と母を
見守って下さい。


ちかこ