午後アート。

日曜昼下がり、

館林美術館に行ってきました。







入ってすぐ。芝生は広末がフラフープしてたCMの

ロケ地として有名?です。





チョコレートケーキ的建物。

展示室のひとつ。





これを見に。



徳島県立近代美術館所蔵名品展



 ―ピカソ、ダリ、横尾忠則から、奈良美智まで―

 20世紀の人間像」



【2008年4月19日(土)−6月15日(日)】





目当ては初なま奈良さん。





20世紀に描かれた人物像を

年代順に追っていく展示で

印象をまとめると、



初頭は古いものから抜け出そうとする

カラフルで独創的な表現。

中盤は20世紀を語るうえで

外せない悲劇、戦争にまつわるもの。

後半は技術の発達により薄まっていく

リアルなものを取り戻す戦い。



でした。





こうやって、世紀で捉えると

自分がどんな時間の積み重ねの

上に生まれてきているのか

きっとこれからもものすごい

変化が起こっていくのだろうな

と思えました。





たまたま出がけにみていたNHK迷宮美術館

香月泰男という方のシベリア抑留の

作品を目にしていたのですが

その香月泰男さんの人物像もあって、

おお、と思ったり。

シベリアのグレーのどんよりとは違う

箱と人をテーマにしたような、

素朴でどっしりとした作品でした。



目当ての奈良さんは最後の最後にあって

Untitled(Broken Treasure)という作品だったのだけれど

近くでみたら、もっていたかわいい印象じゃなく

こわくてバランス悪くて不吉な予感がする絵でした。

頭大きいし、耳大きいし、目が定まらなくて

口はアンバランスに浮いてて、葉っぱはしおれてて。

(でも、最近の作品はもっとかわいいよ、という情報も。)

これは95年のらしい。そうか、もう13年も前なのね。

そして世紀末だったんだなあ。





20世紀を振り返った後、

ぽれぽれで塩つけめん食べて帰りました。





つけ汁に桜海老が入ってて

しあわせでした。